ごあいさつ  税理士法人カデンツ
 代表社員 大 木 了 二
新年おめでとうございます。本年もよろしくおねがい申しあげます。
なんだか日本中が騒がしいうちに年の瀬が過ぎ、新年となりました。
古い言い方をしますと、私もまた一つ年を経たことになります。
  
いったい日本はどこに行こうとしているんでしょうか。私が若いころ当然のように感じていた、あの熱気が日本から消えてどれだけ時がすぎたのでしょうか。バブルを知らない私の息子、進次郎が今や働き盛りです。高度経済成長の掛け声や、バブル崩壊のショックを知る私達七十歳以上の年齢層は日本人の中ではもう少数者として一日も早く社会の表面から姿を消さなければならない状況です。
  
私は、わたしたちが長時間かけてえいえいと築いてきた、いちばん大事だと思うことごとが、いつの間にか価値のないものとなり、全く別のものとすり替わってしまったように思います。
   
例えば人と人との接し方や話し方、親子の関係、職場の人間関係、知識や学問、もちろん、毎日接する色んなことへの受け取り方(価値観)など、「古きよき昭和」という言葉で表現されることごとです。そして目にするのはスマホでゲームに熱中する若い人の姿です。これらに違和感を覚えるのが「古い」ということなのか。その古さは「消え去るのみ」と達観するべきものか。私はとても考え込んでいます。文化の発展として受容すべきなのでしょうか。
   
ところで、進次郎が一人前になったので私の出る番はないと思い顧問先にはあまりお伺いしないようにしております。急にお伺いしなくなったので体調が悪いのか、死んだのかとご心配される向きもおありかと思います。何かご挨拶をすればいいのにと思いますが。なかなかその機会もありませんでした。この機会に近況をご報告してご挨拶にかえたいと思います。普段は週に一度程度しか事務所にはでておりません。家で色々な仕事をしたり、のんびりしたりしております。ただ、顧問先の状況は気になるものですから、できるだけ現状を把握するようにしております。これから冬の忙しい間は、電話番ぐらいは手伝わねばと思っております。
   
皆様の本年のご発展とご多幸を祈念致します。

 2015年1月1日
代表社員 大 木 了 二