私共会計事務所の仕事は秋が深まるとともにだんだん忙しくなり、新年もお祝い気分にひたってはおれません。2月半ばからは確定申告の仕事があって、一挙に3月半ばまで戦争状態に入ります。
厳冬期を越え春の気配が漂い始める頃、ようやく私たちの仕事も戦争状態を終え、ほっと一息できるようになります。反対に夏の暑い季節は、私たちは案外仕事が少なく、なんとなくのんびりした気分で休暇を取ったりしながら過ごせます。
暑い時期に忙しくないのは、なんだか気も心も休まるように思います。
そういう点で、冬忙しく夏のんびりできるこの仕事が、いい意味で季節感があって私は好きです。
  
ただ、めまぐるしく変わる税法や会社法など、常に最先端の知識が要求されるのは少々疲れますね。そこで私は4人の税理士で税理士法人を作り、独断に陥らないよう緊密に情報交換や、勉強会をしています。
 
これからが年間一番の繁忙期に入ります。毎年のこととはいえ、“さあそろそろ”という気合が入りはじめています。
 
私共をとりまく経済・社会・政治情勢は年々厳しさを強めています。顧問先の中小零細企業がどんどん潰れています。20年前までの経済好況はどこかにはじけ飛んでしまい、周りどこを見ても厳しい現実だけです。たまに見る海外の状況が日本よりよほど心地よく感じられます。これも今の政治的混迷が原因ではないかと思い、何とか現状脱却を早くと願わざるをえません。